・タイトル
自殺島 第11巻
・点数 100点+
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度🌟🌟🌟☆☆
・本の概要
・トモ救出
・戦いと平和と
・弓を引く者
・多数決 民主主義
・未来に
・旅立ち
・山越え
・新生活
・感想
数奇な運命とはこの事かもね。
対岸のどちらに着くか…どちら側の人物に出会っていたかでその運命は大きく変わるのだろう。
ただし、トモの場合は、セイやリョウと出会わなければ自分を取り戻せなかった。
が、セイやリョウでは本当の意味でトモを満たせない。
その点サワダは……
なるほど、サワダを引っ張ったのはこの為か。
「帰れない」は「帰らない」ではない。
まあ…理屈は分かるけど、かといってサワダの指摘も全くの的外れではないと思うんだけどね?
ただ、イヴを泣かせた罪は重い。
サワダの存在理由は理解したけど、参謀の言うことをガン無視する王はやはり無能と言わざるを得ない。
この島でセイを本気で怒らせることの意味を分かってないっていうのは恐ろしく愚かなことだぜ、王様よ。
セイは……セイにとっては、怒りで我を忘れて復讐心に燃えたほうが楽だっただろうね、これはキツいぜ、平常心なら特に。
確かに、冷静に状況だけを振り返ればいつだって仕掛けたり脅したりしてるのはセイとリュウであり、争いの発端はリョウってことになるかもしれない。
セイが主人公だからあれだけど、サワダ以外の向こう側の人物視点だと全部ひっくり返るかも。
リヴがいなかったらセイは立ち直れなかったかもなぁ~
そして、その決断はごもっともだ。
民主主義は基本的に正しい。
が、民主主義に弾かれた連中がこの島にいるという前提がある以上、これはいずれ必ず起こるイベントなんですよね、これは仕方ない。別に誰も悪くない。
セイ、リョウ、スギ、ケン、リョウの関係性好きだなぁ~
仲間って感じします。
最初のメンバーからしたら感慨深さや寂しさがあるいいシーンなんだけど、1人薄っぺらいのがいるからそこが萎えポイントでした。
薄すぎるからいっそ来なければよかったのに。
自殺島の意味というか存在理由については初期の段階からその可能性も低くはないよね、って読者目線では気付けたけど、当事者にあたるセイがそこに気付くのはもう成長としか言えない👏
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