神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

魍魎の揺りかご

魍魎の揺りかご コミック 全6巻完結セット (ヤングガンガンコミックス)

・タイトル

魍魎の揺りかご

・本の概要

「死」への揺らぎに眠りにつく賢人。
駄々を捏ね、行き場を求める愚者。
赤子が零し、魍魎が笑うこの檻は最早、舵のように、ただ彷徨うことしかできない――…。

・著者情報

三部敬(さんべ けい)

出身地 北海道苫小牧市
誕生日 3月5日
職業 漫画家
活動期間
ジャンル 少年漫画
代表作
『菜々子さん的な日常』(瓦敬助名義)
僕だけがいない街
受賞
1990年:第40回手塚賞佳作「鳥の視点」
1990年:第41回手塚賞準入選「渚の記憶」
1995年:アフタヌーン四季賞春のコンテスト準入選「アマテラス!」

瓦敬助(かわら けいすけ)名義でも執筆。
妻はイラストレーターの兼処敬士(かねさだ けいし)。

ゲーム雑誌『電撃アドベンチャーズ』でデビュー。
過去に荒木飛呂彦のチーフアシスタントを務めており、『テスタロト』・『カミヤドリ』および『僕だけがいない街』の単行本化の際にはオビに荒木からの推薦文が寄せられた。

僕だけがいない街』が累計400万部突破のヒットとなり、2016年にはアニメ化、実写化もされた。

・点数 76点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆

・評価
船上で起こった逃げることの出来ないパニックホラー。
所謂ゾンビ系です。
この手の作品の王道を行っている感じで比較的分かりやすいです。
最後まで読めば作品を通して伝えたかったことが見えてくる仕組みになっていると思います。

今回はめちゃくちゃ短くなりしたが、内容に触れずに言えるのはここまでかな……すみません。


以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。


魍魎の揺りかご 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
魍魎の揺りかご 2巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
魍魎の揺りかご 3巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
魍魎の揺りかご 4巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
魍魎の揺りかご 5巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
魍魎の揺りかご 6巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)


・感想
それなりに面白かったですが、わりと王道のパニックホラーの粋を出てないと感じました。

修学旅行先ではなく、船の中で起こるパニックホラー。
生き残ってるのは学生のみ?
船乗員さん達がいないのは何故?
そして、何故、この船が狙われたのか……

この辺の謎の全てがそんなに珍しさを感じない内容だったので、この作品ならではの魅力というものを感じづらかったです。

好きなキャラクター、嫌いなキャラクターはそれぞれいますが(この辺が気になる方はお手数ですが、単巻レビューをこ参照下さい)、パニックホラーにこういう奴等は付き物だよな~の延長線なので、あえて紹介するほどではないと思っています。

個人的に好きなところは、力押しではなく、わりと頭脳戦なところ。
高校生が故の甘さや、浅はかさは勿論ありますが、それぞれが生き残る為に考え、実行した作戦は悪くないと思いました。

個人的には、作中で「おや?」と思った疑問が解決せずに終わったので、モヤっとはしてます。

あと2、3巻あったほうが面白かったんじゃないかな?って思うぐらい、後半は急ピッチだったので、そこも少し残念かなって思います。

これはギリギリ言っていいと判断して言いますが、最後の最後の場面が未来の状態で、船上での出来事が都市伝説化されてるのはわりとアリだと思ってます。

高校生達による必死のサバイバル・パニック・ホラー劇がどういう結末を迎えて都市伝説化するのかは是非、ご自分の目でお確かめ下さい。


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