・タイトル
自殺島 第3巻
・点数 100点+
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ⭐⭐⭐☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆
・本の概要
・無法島
・名前
・僕の中の
・帰還と不安
・問と答え
・リョウ
・リョウⅡ
・出航
・猟犬
・漂着
・感想
無法島or自殺島?
ここに大きな違いはないかもしれない……という考え方ですね?これは。
無法島経験者は語る、人を殺していなければ自殺を謀ったかもしれない。
自殺島経験者は思う、自殺を図らなければ、もしかしたら人を殺してたかもしれない。
両者に大きな違いはないのかもしれない。
自殺もまた、自身を殺すという人殺しなのだから。
「イキル」可愛いので活躍して欲しいのと、パートナーを得たセイは水を得た魚……とまではいかないにしても、イキイキしているように思えます。
その代わりに元々のセイはもういないのかもしれませんが……
とりあえず、マント×弓矢の狩猟スタイルめっちゃカッケェです。
当たり前だけど、自殺の常習犯という括りではあれど、理由も境遇も全く異なる訳で、誰かの問に対する答に答えられるような環境ではない。
彼等は協力してても仲間とは言えないんだろうなって実感しました。
そして、リョウが死に場所を自分で決めたがる理由とここでは死ねないというこだわりの理由も明かされましたね、なるほどなぁ~
これもまた、答は自分で出すしかない問題だ。
子犬でここまで活躍するなら成犬なら尚更……育て方含めてここまで猟犬にピックアップするとは予想してなかったですね、そういう楽しみ方も出きるのは嬉しい誤算ってやつでした。
猟、肉を取る上で犬は必要。だから当然、餌を食べる権利はある。
それが分かるには実際に現場に出向いてみるしかないかもね、人間ってそういうとこ傲慢だから。
自分たちの取り分減らしてまで……とか考えるから争いが減らないんだろうなぁ~
まあ、僕も考えることはありますが……人間の悲しき性と業の深さってやつ?
「甘かった…」
ってセイが言うのは何回目だろうか?
狩人適性は高いけど、リーダー適性は皆無だよね、セイ。
別に構わないけど。
検索で引っ掛かったおまけ
[asin:B07K8NRFDR:detail]- 作者:森田 直樹
- 発売日: 2011/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)