・タイトル
自殺島 第1巻
・点数 84点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ⭐☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆
・本の概要
・自殺島
・渇き
・無法の夜
・屋上
・ナイフ
・漁
・持たざるモノ
・気力
・美しいモノ
・その 資格
・感想
末期の自殺志願者のみが集められたであろう島なのに「死にたくなければ生き残るしかない」というセリフがいきなり出てくる奇妙な世界観。
これは、安楽死的自殺志願者だからこそのセリフなんだろうね。
なるほど。
誰かに決められた場所で死んだら自分の死の意味がない……確かに一理ある。
「逃げたい」ではなく、「思い知らせたい」系の方の理屈だ。
後は、実際に目の前で人が死ぬのを見て萎縮か、これも分かる。
というか最も自然な気がします。
中身の伴ってない、自分の意見がない主体性のない人間は漠然と思うだけで理由が自分でも分かってないから説明出来ないってのなかなかに興味深いですね。
「明日に行けなかった」というのは果たしてこの世界において正しい表現なのか?は、とりあえず置いといて、仲間が夜な夜な真顔で首吊りに行くのホラーですね……ゾッとした。
体力あってお人好しな奴と頭いいけど効率の為に非情になれる奴……対立は必至な気がしますね、これは。
基本的に自殺未遂の常習者しかいないから弱い者には強気でも、集団にはヘコヘコするとかなんかリアルで怖い。
人間の嫌なとこ出てる。
人間以外の動物は純粋に生きることを考えてるから生に満ち溢れている……なるほど。
いい考え方ですね、人間はそうではないというのも理解が出来る。悲しいけれど。
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