神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

(映画)翔んで埼玉

翔んで埼玉

・タイトル

翔んで埼玉(映画)

・点数 92点

ストーリー☆☆☆☆☆
演出☆☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・評価
万年、だ埼玉と言われてた都道府県魅力度ランニングワースト上位の埼玉に旋風が⁉️
大逆転劇を巻き起こし、社会旋風を起こしたこの映画。
期待した上で見てもギャグとして面白かったのが凄いところでした。

埼玉への揶揄が酷いのもご愛嬌ということで。
残りの感想は内容に触れてしまうので後述で。

よっぽどギャグ・コメディに抵抗がなければ見て後悔することはないと思われます。
ハマるかはまた別問題として。


以下、商品リンクを挟んで、あらすじと内容に触れた個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。


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・あらすじ

暑い夏のある日、埼玉県熊谷市に住む菅原家の一家は、娘の愛海の結納のため、父の運転する自家用車で東京都内に向かっていた。
結婚を機に、東京都に引っ越して東京都民になりたいと愛海がはしゃいでいると、カーラジオのNACK5で、都市伝説を題材にしたラジオドラマが始まる。
それは「埼玉解放の伝説の人物・麻実麗」の物語だった。

19XX年、東京では埼玉への迫害が続いていた。
埼玉県人は通行手形なしでは都内に入ることもできず、過度に虐げられた生活を余儀なくされている。

そんな東京の中でも、代々東京都知事を生み出してきた超名門校・白鵬堂学院に、海外から麻実麗という美少年が転校してきた。

差別を受けるZ組の生徒をなぜか庇い立てする麗に不快感を抱く生徒会長・壇ノ浦百美は、全校生徒の前で東京各地の空気の匂いを当てさせる「東京テイスティング」という無理難題を吹っかけて麗に恥をかかせようとするが、麗はそれを見事クリア。

逆に百美は麗に心惹かれるようになってゆく。しかしある日、麗が実は埼玉県人だと発覚してしまう。

埼玉に対する激しい拒絶反応に苦しみながらも、愛する麗と共に逃避行を続ける百美。そしてこの騒動の陰では、埼玉より先に通行手形制度の撤廃を狙う「千葉解放戦線」が蠢いており、やがて事態は埼玉対千葉の全面戦争へと発展してゆく……


・感想
ぱるるが可愛い。違うか。いや違わないけど!

GACKT様の美しさが神々しい。
GACKT様と京様を見てダ埼玉って呼べる人が果たしているだろうか?否……
そういう意味では東京人に全く疑われない気品の持ち主という役どころにこのお二人が起用されたのは納得でした。

埼玉ディスり作品なのは有名ですが、地味に群馬と茨城もディスられてました。
群馬の秘境化はもはや共通認識なんです?

埼玉・千葉のライバル対決の中での出身芸能人をカードにした凧揚げのそれぞれのコメントが絶妙で面白かったです。

メインキャラクターの衣装もなかなか奇抜で浮世離れ感が逆によかったです。

些細ないざこざが争いに発展する関係性でも共通の強敵が現れたら共闘する。
ここに人間の本質を見ました。

クライマックスシーンの、事実上、日本のトップに立って、日本に埼玉をバカにする人がいなくなっても、埼玉県民は傲ってはいけない、同じ事を繰り返してはいけない。という部分には感銘を受けました。

埼玉だからとか、埼玉県民とか関係なく、日本人は見習うべき部分、学ぶべき部分を感じました。
日本埼玉化計画っいいかも。若干宗教っぽいのは目を瞑るとして(笑)


この作品は、原作をベースにした伝説パートと、オリジナルストーリーとなる現在の時間軸を交互に描いて交錯していくストーリー展開になっています。

そして、女性に見えるけどれっきとした男性のキャラクターを女性の二階堂ふみさんが演じてることで、そんなに違和感なく見れてますが、BL展開ありな作品です。
コメディBLのロミジュリって感じですね!
何よりぱるることぱるちゃんこと島崎遥香さんの鋭いツッコミが好きでした。

ここまでぱるる推しといてなんなんですが、そんなに出番あるわけではないです。
僕が個人的に好きなだけです。

そんな島崎遥香さんを含めて現在パートでは埼玉・千葉の出身者を多く起用しています。

そして、最後に主要キャラなのに触れないのもおかしいので触れさせていただきます。
伊勢谷友介さんが出てます。
正直、格好いいですし、とても自然なお芝居をされていて好印象しかないのですが、役柄上、逮捕されてしまうのでそこら辺は平常心ではいられなかったかもしれません。
直接的な逮捕シーンはないですし、むしろ潔く格好よくスッキリサッパリな感じですが、まあ、連想はしちゃいますよね。

まとめますと、
ぱるるが可愛い(主観)
浮世離れした奇抜な衣装×GACKT様&京様か美しい
BL風ロミオとジュリエット展開
埼玉の逆転劇からの有り難い教え
ぱるるの秀逸なツッコミ(主観)

見所はこんな感じですかね!
作品としてはとても面白かったです!


関連商品


おまけ
(監督の代表作)


(脚本家の代表作)


(主要キャストの代表作)
二階堂ふみさん


GACKTさん


伊勢谷友介さん


麻生久美子さん


島崎遥香さん


京本政樹さん


おまけ2