・タイトル
人狼ゲーム
脱出不可能な廃墟に集められた愛梨ら高校生10人に強制される「人狼ゲーム」。
恐怖と疑心暗鬼のなか、生死をかけたゲームが始まる。
・点数 96点
ストーリー☆☆☆☆
演出☆☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆
・評価
実写版人狼ゲーム第一弾ということもあり、世界観を含めたルール説明が同シリーズの他作品よりもやや長めに設けられている気がします。
自分の世代的に、バトロアの映画の雰囲気と流れを思い出しました。
広大な島ではなく、建物内、部屋の中で全てが遂行される逃げ場のないデスゲームと言えば分かりやすいかも?
小説版や漫画版とはやや異なる演出がされており、連なった物語ではなく、完結した1つの物語として見る1作目の「人狼ゲーム」としてとても好きだと思ったので、個人的な好みも加味して高評価にしました。
桜庭ななみさんの仁科愛梨を含めた重要キャストのお芝居と解釈は個人的にはすごくよかったと思います。
本編の内容に関する感想は全てがネタバレに繋がるので後述部分で。
以下、商品リンクを挟んで、あらすじと内容に触れた個人的な感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・あらすじ
高校2年生の仁科愛梨は、アルバイトの帰りに何者かに拉致される。
気が付くと巨大な施設の部屋にいた。
同じ場所には男女10人の高校生が集められ、部屋のモニターから何者かに「この場で起きていることは撮影され、中継されています」と告げられ、「人狼ゲーム」を強制的に開始させられる。
村人と人狼という個別の役割に分かれ、互いに正体を見破りながら、相手チームを全滅させるのが「人狼ゲーム」のルール。
ゲームを進めると、そのルールに従って決めた処刑対象者が実際に殺されていく……。何故、此処に集められたのか……理由もわからぬまま、生死を懸けたゲームに巻き込まれていく高校生達。
一人、また一人と死んでいき、最後に生き残るのは誰なのか……。
ゲームのルール(人狼ゲーム)
・一人につき一枚「村人」「人狼」「預言者」の配役が書かれたカードが与えられる。
・プレイヤー全員で相談し、多数決の上「人狼」と思われる一人を選び処刑する。
・処刑の後、「人狼」は「村人」のうち任意の一人を選び、殺害する。
・「預言者」は、1ターンごとに1人のプレイヤーの正体を知ることができる。
・「人狼」を処刑できれば「村人」の勝利。全ての「村人」を殺したら「人狼」の勝利。
・“殺害”“処刑”は実際に相手を殺さねばならない。このルールに従わない場合は、全員死亡する。
・感想
この作品は小説『人狼ゲーム』シリーズ1作目の実写化作品です。
この作品には村人、人狼、予言者しか出ず、他の役職は出ません。
主役は村人です。
一作目なのでシンプルな造りではあります。
以下、多少のネタバレを含みます。
まず、ストーリー内容ではなく、役者さんに関して。
僕が触れるのは印象に残った人だけなので悪しからず。
本編での役割については触れられないので伏せます。
というか名前だけ出します。
桜庭ななみさん、(仲野)太賀さん、岡山天音さん、入江甚儀さんのお芝居、雰囲気めちゃくちゃよかったです。
ここからは映画だけを見た初見時の率直な感想です。
原作小説を読んだ後の今だと異なる意見もありますが、当時の自分の素直な感想もそれはそれで残したいので、そこはそのままで。
経験者を名乗る人物を真っ先に釣るのは浅はかとしか思えない。
たとえ怪しくても様子見でよかったんじゃないかなぁ~
予言者を名乗る者が複数現れるのはセオリーだと思うのですが、経験者の有無でここの心理戦の有利不利は変わると思うんですね。
カメラアイ……瞬間記憶能力か。
この能力の存在はデカい。
直接手を下さなくても他人を蹴落として這い上がる時点で間接的に他者の命を奪ってる可能性があり、少なくとも生活に影響を与えてるってのがこの作品が伝えたいメッセージなのかもしれませんね。
主人公である仁科愛梨ちゃんの人間性の変化は成長なのか、変貌なのか……
個人的には後半の愛梨ちゃん好きです。
クライマックスシーンは人間関係とその結果に見てて辛いものがありました。
人狼だって被害者である。というのを凄く感じました。
生き残るのは二人だけ。
この物語の続きはないのに最終盤に後半戦の存在が明らかになる意味とその伏線。
どういう意図で運営はこれをやるのか、それが知りたくなりました。
あと、最後まで生き残ったほうの人狼の心情を最初から最後まで描いたスピンオフ見たい。
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おまけ
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