神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

22年目の告白-私が殺人犯です-

22年目の告白-私が殺人犯です-

・タイトル

22年目の告白-私が殺人犯です-

・点数 84点

ストーリー☆☆☆
演出☆☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・評価
面白いか面白くないかで言えば、面白かったです。
早めの段階で展開が読めてしまったものの、日本風の演出が武器として成り立っているので、全体的な評価としては全然◯。

アクション(というより荒々しいカーアクション)は日本が舞台だと、違和感があったりするので、藤原竜也さんを起用した社会派人間ドラマ調にしたのは正解に感じました。
その分、視覚的な面白さにもなる派手な演出は自ずと減りますが、違うタイプの面白味でカバーしてるので問題はないです。


以下、商品リンクを挟んで、あらすじや内容に触れた個人的な感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。


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・作品の概要とあらすじ

すべての国民が、この男に狂わされる。
殺人告白本から事件が始まる新感覚サスペンス・アクション大作!
時効後に名乗り出た、殺人の告白。
かつて5人の命が奪われ、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。
その犯人が、事件から22年後、突然みずから名乗り出た。
会見場に現れたのは、自身の告白本を手に、不敵な笑みを浮かべる曾根崎雅人という男だった。


・感想
なかなか衝撃的なタイトルですよね。
この作品は、韓国ドラマ『殺人の告白』をリメイクした映画です。

日本版は、社会派サスペンスの側面を強調し、日本での殺人に対しての時効を廃止した制度を盛り込んだ作品。

「はじめまして、私が殺人犯です」
このパワーワードが物語の序盤に来るのはハイセンスですよね。

5件もの連続絞殺事件を起こし、且つその様を被害者それぞれの関係者一人に一部始終を見せつけながら犯行に及ぶという凄惨で残虐な事件を引き起こした犯人は時効という形で幕を閉じた……はずだった。

しかし、時効を迎えた後、犯人を名乗る男が堂々と名乗りを上げ、告白を出し、ベストセラーを叩きだし、その容姿端麗さもあってか、一躍時の人となっていた。

一方、自身の妹も事件に巻き込まれた可能性の高い刑事・牧村は、自身が逃してしまい、時効を迎えた犯人を仕事とはいえ、護る羽目になり、同じく被害者遺族で、犯人を恨む女性に罵られる羽目に…
ここら辺は見てて辛かったです。

そして、更に告白本を出した曾根崎は詐欺師だ、自分こそが犯人だと名乗る人物、事件の真相に興味を待つジャーナリスト後ニュースキャスター仙堂を交えた四つ巴の討論番組が始まる。

曾根崎は自身の命が狙われる可能性があるにも関わらず何故、このような大胆なパフォーマンスをしたのか?
全ての謎はそこに帰結します。

直接対決の意味、真犯人を名乗る者が2人を名指しした意味を考えると、不謹慎ながら少し面白いと思いました。

展開としては正直読みやすいです。
その中での魅せ方はよかったです。
あと、結末がわりとスカッと気味でした、個人的に!
藤原竜也さん好きな身としては楽しかったです!

ネタバレ厳禁作品だと思うんですが、作品のテーマに添いつつ、僕なりの解釈でギリギリ言えるのは、ある種の「盛大な自作自演」です。

22年前と現在を繋ぐピースとなる人物が複数出てきます。
前述した自らが殺人犯として告白本を出す男、実妹が事件に巻き込まれながらも犯人を逃がした刑事、事件の真相を追うマスコミの他にも、それぞれの被害者遺族、とある人物に協力した医者など、複数の可能性がある人物が出るってことで、ここでは自作自演までは言っていいかな?って判断をしました。
先程も言いましたが、展開としては思いっきりストレートです。

最後に
原作はアクション性が高いらしいのですが、この作品はアクションは薄いです。
ただ、少し名残があるのが早乙女太一さん。
冒頭と最後にチラッとですけど、最後は思わず、カッケェって言っちゃいました。

この作品は映画を準拠としたノベライズ本があります。
独自のエピソードが追加されたるので、映画の補完作品とも言えますね。
出版に食い付くも、パフォーマンスに付いていけてなかった彼女がフォーカスを浴びてます。
松本まりかさんの無駄遣いだったのでこれを実写化してほしかった(笑)



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おまけ
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おまけ2

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