神黎の図書館

主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。月間で読む漫画は150冊~200冊。小説や映像作品についてもちょこちょこと。

はんだくん

はんだくん 全7巻セット (ガンガンコミックス)

・タイトル

はんだくん

・本の概要

高校2年の書道家・半田清舟は、迷いと孤独の中にいた。
ばらかもん』の主人公、半田清舟の高校時代を描いたスピンオフ!
半田先生の勘違いとネガティブシンキングが炸裂するふさぎ込み系青春ギャグ漫画‼

・著者情報

ヨシノ サツキ

生年月日 1985年5月25日
出身地 長崎県五島市
職業 漫画家
活動期間 2005年~
代表作
ばらかもん

20歳の時にスクウェア・エニックス刊『月刊少年ガンガン』の月例マンガ賞新GIガンガン杯で2005年5月号・8月号と奨励賞を受賞し、『ガンガンパワード』2005年秋季号掲載の読み切り『ソルドソウル500』でデビュー。

・点数 96点

ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆☆

・感想
ばらかもんのスピンオフではありますが、同一人物とは思えない程に純粋な半田くんの1軍なのに3軍と思い込んでる嫌みのない男の子の高校生活を描いた学園ギャグコメディ作品です。
ギャグコメチックな作品なので、分かりやすくて面白いです。
本人がどう思っていても、カリスマの元には人が集まってくるのもいい意味で奥深かったです。

羨望の眼差しを嫌われていると勘違いしている半田くんのフィルターと実際の差異の表現がとにかく素晴らしかったです。
本編とは違う世界観に浸りやすいのもこの軟らかな画があってこそだと思います。

メインキャラクターそれぞれの役割は果たされていて、それがとにかく魅力的で面白い。そんな作品でした。

ただのスピンオフ、後付けだと侮るなかれ。
本編とも絶妙にリンクし、楽しませる仕掛けもあれば、本編を知らなくても存分に楽しめる仕様になっています。

旧採点方式では熱中度として加点に加点を重ねる評価をしていた項目です。
それぐらい読んでる最中、読み終わりの「この作品好き!」感が強かった作品なので、当然、満足感もかなり高いです。


以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。



こんな擦れた…いや、ネガティブな高校生は少ないのではなかろうかw
そう思えるほど、半田清のイメージが覆るほどの作品でした。いい意味で!

本人は学園の嫌われ者と思っていますが、実際はみんなの憧れ、みんなの半田くん、不可侵条約的なものがある学園のカリスマです。

本当は人気者なのにマイナス方向に捉えるとそうなるのか(笑)の繰り返しで、まるでアンジャッシュのネタを見てるようでした。
すれ違いネタと言えばの世代なので例えとして出しました。

そんな半田くんですが、カリスマ故に本人の意思に反してことあるごとに注目を浴びたり、大事な役職に就いたり、結果的に人の心を救ったりします。

主に半田くんに救われた面々で構成された親衛隊(勝手に)だったり、半田くんに惚れてストーカーと化した挙げ句に近付く女子を人知れず抹消する仕事人的な女子の存在が物語を盛り立てます。

普通に考えたら笑えない状況なのに笑っちゃうからこの作品のマジックは凄い。

この作品の最大の特徴は、『はんだくん』としての物語は最終巻の1巻前で最高の最終回を迎えることです。

では、最終巻は何をするのか?
ばらかもんの終盤とリンクする裏側のストーリーが描かれていました。
なので、ほんの少しですがなるも出ます。

本編では同窓会に行けなかった半田先生側でしたが、こちらは同窓会側のエピソード。
成長したみんなが見られたのは嬉しい!

欲を言えば、あの半田先生とみんなを会わせてみたかったですが、会えずじまいというのも半田くんらしいので、これも最高の最終回かなぁ~って思います。

本編を知っていれば一粒で二度美味しい作品なのでオススメです!


コミック

電子書籍(まとめ買い対応)

アニメ

関連商品

おまけ

おまけ2