神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

虐殺ハッピーエンド 第1巻

虐殺ハッピーエンド 1 (ヤングアニマルコミックス)

・タイトル

虐殺ハッピーエンド 第1巻

・点数 88点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆

・感想
自分以外の誰かの為、大切な人の為に自分を犠牲に出来るタイプの人間の邪魔状をして平気で足を引っ張る人間っていますよね、哀しいことに。

そして、健気に真面目に頑張る青年を悪夢が襲う……
これ結構ツラい、精神的に。
何、この孤独な戦い……ツラい。

大切な人を護る為には1日1殺が条件に……いやはやなんて厄介な。
逆ブーストのように不都合なほうにのみ働く力がかかって八方塞がりな気が……

誰かの為に悪に堕ちることを正当化するつもりはないですが、それでも僕はこういう主人公嫌いではないです。

そうすることでしな進めないからもはや咎められないじゃないですか、でも最悪の方法ではあるじゃないですか、その先の未来はどう転ぶのか、序盤ながら既に息詰まる感じで気になってます。

誰しもに起こり得る敵意が膨張して悪意と殺意に変わるってことか……止められない連鎖なんだろうけど、展開早くてビビります。

職場に家庭の事情は持ち込まない人が突然語りだした時点でそうだとは思いました。
これで罪悪感が芽生えるのか、いっそ悪道に走るのか……

知らぬ存ぜぬでは済まないってことは抜きにして、妹の為なら他の誰を犠牲にしても構わないと誓ったわりには圧倒的に覚悟が足りてなかったですよね、悪人(クズ)しか狙わないみたいなこの期に及んでまだ自分を正当化してた時点で甘ちゃんでしたが、そこが逆に作品の魅力に繋がってると思います。

自分が憎まれる側になったこと、警察に疑われていることを自認した今、どういう行動に出るのか……見所はやはりそこですよね。


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