神黎の図書館

月間50~100冊程の漫画+αを読み、主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。

手紙(実写版)

手紙


・タイトル

手紙

・点数

総合得点92点

ストーリー☆☆☆☆☆
演出☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・代表作
主演
山田孝之
生年月日1983年10月20日

代表作
映画
電車男
『手紙』
『クローズZERO』シリーズ
十三人の刺客
GANTZ』シリーズ
『ミロクローゼ』
『 凶悪』
『その夜の侍』
闇金ウシジマくん』シリーズ
バクマン。
『何者』
50回目のファーストキス

テレビドラマ
ちゅらさん』シリーズ
『WATER BOYS』
『FIRE BOYS 〜め組の大吾〜』
世界の中心で、愛をさけぶ
『H2〜君といた日々』
白夜行』『タイヨウのうた
闇金ウシジマくん』シリーズ
『勇者ヨシヒコ』シリーズ
山田孝之東京都北区赤羽
山田孝之のカンヌ映画祭
『dele』

受賞歴
エランドール賞
新人賞(2004年)

ザテレビジョンドラマアカデミー賞
主演男優賞
世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)
白夜行』(2006年)

ニューヨーク・アジア映画祭
スター・アジア・ライジング・スター賞(2011年)

ヨコハマ映画祭
助演男優賞
『その夜の侍』、『のぼうの城』、『悪の教典』(2012年)

日本インターネット映画大賞
日本映画部門 助演男優賞
『その夜の侍』、『のぼうの城』、『悪の教典』(2012年)

コンフィデンスアワード・ドラマ賞
年間大賞 主演男優賞
闇金ウシジマくん Season3』、『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(2016年)


作品概要
刑務所に服役中の兄から毎月届く手紙。
兄の罪のせいで世間から厳しい目を向けられ、苦しむ弟には、次第にその手紙の存在が疎ましくなっていきます。


・感想
これも重い……非常に重い。

心の優しいお兄さんが弟の学費の為に働いて、腰を悪くして、それでも弟を大学に行かせてあげたくて……その為に犯してしまった絶対にしてはいけない犯罪。

裁判での証言をし直したいと申し出るほど仲のよかった兄弟。
早くに親をなくしたたった2人の兄弟。

兄の罪はどこまでなのか、加害者遺族はどこまで差別され続けなければいけないのか……考えさせられるテーマでした。

タイトルにもなっている通り、『手紙』がとても重要な意味を持ちます。

兄、剛志は毎月1回必ず手紙を書きます。
その内容のほとんどは弟の身を案じるもの。弟の活躍を喜ぶものでした。

弟の直貴は仕事のことや近況を綴って兄に手紙を返事として書いていました。
刑務所に入ったとしても兄弟の絆は続いていました。

しかし……成功しかけると、兄の罪が足枷になり、差別を受け、迫害される。

そのことに疲れた直貴はやがて、兄からの手紙に怒りを覚えて荒れ狂います。
そして、兄から逃げるように住所も変え、再就職もして兄からも兄の罪からも逃げていました。

そんな直貴も家族が出来き、愛する娘を自分と同じ立場にしたくない……そういう想いから直貴は兄との決別を決意して、4年ぶりに剛志に手紙を書きます。

自分のせいで弟が陥った現実を突き付けられた剛志は6年間毎月送り続けていた被害者遺族への手紙に弟から来た手紙の内容と謝罪、そして自分は手紙を送るべきではなかった……と理想と現実の差にショックを受けながらも事実をしっかりと受け止めていました。

ここのお兄ちゃん……というか最初からずっとだけど、お兄ちゃんのシーンは切ない……

兄の最後の手紙を機に、被害者遺族と弟の間に、「これで終わりにしましょう」という言葉が交わされます。

そして弟は兄のいる刑務所に慰問ライブに向かい、漫才を披露するのでした。

この慰問ライブのシーンがすごくよかったです。
原作ではバンドということらしいのですが、映画では芸人としてテレビで活躍した後……という流れです。

いい感じにうるって来てるところに追撃の小田和正さん。
言葉にできない……いや、まさに言葉にできない……
この意味は見て頂ければきっとわかると思います!


若かりし頃の山田孝之さん……とはいえ、電車男の後、申し分なかったです!
確かこの頃は今みたいな路線ではなかったはずですが、漫才のところは片鱗出てましたね!

お兄さん役の玉山鉄二さん……この方も素晴らしかったです!
手紙の部分は主に声だけ聞かせるお芝居を、クライマックスの弟からの最後の手紙を受けとる場面や慰問ライブのシーンでは声を使わない表情や涙でのお芝居を……と、繊細な剛志を見事に演じてました。

ヒロインは沢尻エリカさんと吹石一恵さん。
キャラクター性のことを触れるとネタバレになる部分があったりなのであえて割愛します。

ただ、この頃の沢尻さんめちゃくちゃ可愛いです。
僕はだんぜんそっち派です!

この作品は主演を亀梨和也さん、ヒロインを本田翼さんと広瀬アリスさんが演じたドラマ版もあります。

脚本は「アルジャーノンに花束を」、「砂の塔~知りすぎた隣人~」の池田奈津子さん。

現代風なアレンジをしつつも、バンド結成など原作の雰囲気を踏襲した内容でした。
「見上げてごらん 夜の星を」の使い方が絶妙なのと絶妙なのと
も踏まえて後半はドラマ版のほうが刺さりました。逆に兄への想いや葛藤は映画のほうが刺さりました。

・まとめ
いろいろ考えさせられる内容でしたが、同時に魅入る場面も多かったです。
どちらの作品も甲乙つけがたい素晴らしい内容です。もうここは好みで選ぶかいっそ両方見るのもオススメです。



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