・タイトル
東京喰種
・本の概要
東京には在るひとつの「絶望」が潜む。
群衆に紛れ、人間を狩り、その死肉を喰す怪人、それを人は「喰種(グール)」と呼ぶ。
青年が喰種に邂逅したとき、数奇な運命が廻り始める!
・著者情報
石田スイ
生年月日 1986年12月28日
出身地 福岡県職業 漫画家
活動期間 2010年~
ジャンル 青年漫画
代表作
東京喰種トーキョーグール
受賞歴
ヤングジャンプ月例第113回MANGAグランプリ準優秀賞
・点数 92点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆
・評価
純粋な面白さや個人的に好きかで言えば☆4つ評価でした。では何で加点したか?その説明をします。
まず、一般的な感性を持つ普通の高校生が巻き込まれ、日常が非日常に変わるストーリー性ですが、テーマの一貫性と、立場による善悪の逆転が素晴らしかったです。
そういう奥深さを最期まで貫いたので、1作目の評価としてストーリー部分で満点を付けました。
力強さよりは軟らかな印象を受ける絵柄ですが、怪異モノを兼ねてる為、アクションシーンは結構グロく、感情表現もストレートなキャラクターと歪んだ愛情をぶつけてくるキャラクター共に伝わる画なので、総合的に評価をし、画力部門も満点にしました。
キャラクターの特異性や魅力は群を抜いているので、そのまんま作品の魅力になり得るかもしれません。
中でも特定のキャラクターが持つ無駄なカリスマ性は当時話題になりましたよね(笑)
設定としても細部まで作り込まれていて、独特の世界観で面白く、分かりやすさはあるのですが、類似の作品と比べて特筆したものがあるか?と問われれば、そういう武器は少し弱いので、斬新と呼べるほどではなかった気もします。
人間ドラマとデュアル方式は面白いですが、この手の作品ではむしろ標準装備だと思うので、高評価ながら満点は避けました。
没入感はアニメ版と比べて半々って印象なので、同様に高評価で満点を避けました。
アニメから入った場合は、部分的な物足りなさを感じる可能性があるので、満点は付けられないという判断です。
ただし、アニメではカットされた部分や変えられた部分もあるので、正しいルートは原作版のみということになり、続編へのを期待を膨らませる終わらせ方を含めて、1つの作品としての出来は高いと感じました。
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・感想
個人的には文系の方に読んでもらいたいです。オススメというよりは読んでみてもらいたい感じです。
金木くんが小説読むの好きな子な設定もあってか、ちょいちょい有名文学を捩ったような場面があります。
そして、手塚さん、藤子さんもやっていたブラックな世界観からの人間の本質が垣間見えたり、人ならざるものとして生まれた苦悩や葛藤、突然そちら側に引きずり込まれた苦しみと悲しみ、強くなることの切なさと哀しさ。
成長と変化など表裏一体感というか、深みが凄いと感じました。
人間側と喰種側の双方の気持ちが描かれているのがいいところなんですけど、金木くんの変化前後の心境の変化は勿論、亜門さん視点が入ることでより深みのある作品になっていました。
心理描写と切迫した表情とのコンビネーションがまたいい。
亜門さんとトーカちゃん、錦先輩の変化は個人的にオススメなところです。
地味によかったのがジュウゾーくんと月山さんですね、この本心が分かりづらいコンビの心情が分かるシーンがね、ちょっと泣けます。
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おまけ3
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