・タイトル
マイガール 第1巻
・点数 88点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆
・本の概要
・さようならとこんにちは
・一緒に暮らそう
・一日の過ごし方
・7月の憂鬱
・喜びも悲しみも
・本当の父親に…
・ごめんなさいと言えなくて
・幸せってなんですか?
・不器用カメラ
・感想
天道虫のシャーペンが結んだ2人の絆。
かつて没になった企画が通り、なおかつモニターの反応もよかった。しかし、その商品を一番見せたい人、喜んでほしい人はもういない……という切なさ。
裏切り……それがあるとしたら愛ゆえの嘘と信用してはくれなかったことかなぁ~?
絆は時に人を縛る。
それでも同じ傷を持った2人ならきっと……
糸電話が繋ぐ新たな絆はちょっぴり切ない気持ちを和らげてくれます。
和らいだけど、コハルちゃんの気持ちを考えたら切なくてやりきれないですね……
コハルちゃんの物憂げな表情見ると胸がキュッてなります。
寂しさを誤魔化す為に忘れたり、考えないようにすることと、大切な人を失った哀しみから立ち直り、「平気」だと言えることは違う。
これは別作品を読んで学びましたが、ここでの更なる解決法はグッと来ました。
もしも寂しくなったらお互いが知らない想い人の話をすればいい。
現実でやるのは少し特殊な環境が必要ですが、この状況下だといい解決法だなって思いました。
本当の父親になるということ、結構深いですよね、シングルファーザーとして娘の躾ができるかどうか的な。
息子なら正面から怒れるけど、娘だったら少し悩むかも。うーん、難しい。
そして、子供に教わることもあるとはまさにこのこと。
ありがとうとごめんなさいは本当に大事な言葉だと思います。
ただ、大人になるとなかなか素直に言えないというのも分かります。これも難しいですね……
子供を心配する親の気持ちも、親に一言「大丈夫」だと言ってほしい気持ちも結構誰しもが共感できる部分なんじゃないかなぁ~と思います。
了見が狭いと言えばそれまでだけど、自ら望んで子供に苦労をさせる道を勧める親は少ないですよね……うん、分かります。
基本的に優しいタッチの絵柄なんですけど、コハルちゃんの表情1つであの子の感情が伝わって来る躍動感があります。
1巻は多種多様な親子愛と絆の話だったと思います。
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