神黎の図書館

月間50~100冊程の漫画+αを読み、主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。

シュガー

シュガー コミック 全8巻完結セット (アッパーズKC)


・タイトル

シュガー

・本の概要
石川凜は高校を中退し、板前になる為に上京する直前だった。
しかし、父代わりのような存在だったチンピラ・欣二と再開した中で、自身の中に眠るボクシングの才能を示唆される。

・著者情報

新井英樹(あらい ひでき)
生年月日 1963年9月15日
出身地 神奈川県
明治大学卒業

漫画家を目指すために文具会社を退職し、作品の投稿を始める。
ちばてつや賞入選などを経て、1989年に『8月の光』がアフタヌーン四季賞夏のコンテストにおいて四季大賞を受賞しデビュー。
デビュー当初は非常にソフトで柔らかいタッチだったが、後に反社会的な表現を多用する現在の特徴的な作風になった。

第38回(1992年) 小学館漫画賞青年一般部門受賞『宮本から君へ』


ゼロ成長論を提言した経済学者の下村治の「経済成長よりも完全雇用がそれに先立つ」という考え方を素晴らしいと思ったと語っている。

・点数 88点

ストーリー☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想

最初に言っておきますが、主人公の性格にしても、作風にしても完全に好き嫌い分かれる作品だと思います。
更にハマる可能性がある人にとっても1巻は鬼門だと思います。
それぐらいブッ飛んだ奇才というか異色とも言える作品です。

とはいえ、ボクシングの部分はかなり面白い部類に入ります。
ボクシング歴1年未満の天才、石川凜と元祖天才中尾会長のやり取りがクセになるというか、魅力の1つだと思います。
天才同士のやり取りは一見噛み合ってないようで通じ合っているんだなぁ~と。

中尾会長、そして凜のボクシングは相手から距離を奪い、空間を支配する異次元のボクシングを体現するのですが、圧倒的画力でそれが伝わります。

ボクシングを始める前に北海道の大地で培ったダンサーとしての経験がボクシングに活きていると思うので、辻褄の合わない能力だとは思わないので(決定的な弱点もありました)、強すぎるクセを凌ぐことが出きれば普通に面白いボクシング漫画だと思います。

ちょっと短いですけど、このコンパクトさも『シュガー』らしくていいなぁ~と思いました。

作品の内容自体はこの巻数(全8巻)で北海道、東京、ボクシング、板前とそれぞれ二刀流構えみたいなもんなのでわりとごちゃごちゃしてて決してコンパクトとは言えませんが(笑)

ボクシングは単なる殴りあいではなく、華麗で技術のある魅せるスポーツだと思える作品というか画力に感服しました!


コミック

シュガー コミック 全8巻完結セット (アッパーズKC)

シュガー コミック 全8巻完結セット (アッパーズKC)

  • 作者:新井 英樹
  • 発売日: 2004/11/09
  • メディア: コミック
電子書籍