神黎の図書館

月間50~100冊程の漫画+αを読み、主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。

夏のあらし! 第7巻

夏のあらし! 7 (ガンガンコミックス)

・タイトル

夏のあらし! 第7巻

・本の概要
・未来への想い
・強く…
・一の異変と仮説
・二人の決断
・横浜、5月29日早朝
・過去の真相

・著者情報
こちらを参照に。
gamemachine-alternativeshinku.hatenadiary.jp

・点数 76点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
過去の人物(サブキャラクター)の人間関係が明らかに⁉
意外と「どうでもいいわ!」ってならないから作品に溶け込ませるのほんと上手いと思います。

お金を払えば食べ物が貰えることの幸せ……か、恥ずかしながらそこについては考えたことがあまりなかったです。

戦争を含めた争い事、人種による迫害についてはそういう作品は見れば自分なりに考えたりしますが、食べ物に関してはごくごく当たり前すぎてその幸せを見落としていました。
戦時中、戦後まもなく、世紀末とそういう世界観もたくさん見てきたのに今の今まで「食べ物」に関してはどこか他人事のように感じてました。
好き嫌いを選り好みできる贅沢と高騰してもお金さえ払えば食べたい物は手に入るということの幸せを考えるべきでした。

2つの時代、それぞれの視点、観点を持つ人物が複数出てくるからこそ初めて見えるものもあるのですね……

戦禍を目の当たりにして深く傷付き、立ち直れない潤に対して八坂が放った言葉は

「自分がダメなら俺を信じろ」

アニキ(グレンラガンのカミナ)みたいなこと言いやがる……格好いい。

うーむ、結構本格的な理系の話出てきた。
量子論ニュートン力学に……
そこにSF論理も加わっちゃった‼
時間も光と同じ原理なら「起こった事象」と「起こらなかった事象」が重なる……つまり、未来が過去を決めるという論理の話。
確かに、夏のあらし!の作中でそのような事象は実際に起こってますからね、暴論ではない。

幽体を救うことの意味。
それに対する理系2人の仮説は……
時間移動は魂の移動。つまり、幽体離脱に近く、躰は死んではいない……

科学者は可能性を否定しない。
時にはありえない1%に全てを賭ける……
格好いい。

ただし、それは同時に別れを意味する仮説でもある。
どちらが正しいのか、どちらが楽しいのか、どちらが幸せなのか……正解ってあるのかな?そんな単純な話じゃないですよね、これ。

異変があるのは八坂だけではなかった。
なるほど……確かに君も何度も過去に跳んでるし、条件は満たすわな。
そして封印されていた過去の記憶の扉がついに開く。

山代さんの任されていた役目も明らかになり、潤も友達の為に勇気を出して決意する……物語はいよいよクライマックスへ‼って感じですね、僕も気を締めて読まないと。

この巻は特別重かった気がします。


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夏のあらし! 7 (ガンガンコミックス)

夏のあらし! 7 (ガンガンコミックス)

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