神黎の図書館

主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。月間で読む漫画は150冊~200冊。小説や映像作品についてもちょこちょこと。

江口くんは見逃さない

江口くんは見逃さない 1 (ゼノンコミックス)

・タイトル

江口くんは見逃さない

・本の概要

早生まれの小学5年生(10歳)の江口一は寡黙な少年。
しかし、彼の視線はどんな時でもちょっとエッチな瞬間「ちょいエロ」を見逃さない。
汗に透けるブラジャーを、前屈みになった時のパンティーを、ボタンを弾き飛ばしたおっぱいを。
どんな些細なちょいエロも見逃さない、全てをその眼中に収めようとする江口くんの執念ともいえる行動と努力を描いたボーイ・ミーツ・ムフフ・ショートストーリー。

・著者情報

野澤ゆき子

出身地 愛知県
職業 漫画家
代表作
『江口くんは見逃さない』
『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(作画)

名古屋造形大学美術コース卒業。
2013年に月間コミックゼノン開催の「第18回マンガオーディション」の準優勝を「それいけ江口くん」で受賞。

・点数 88点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆

・感想
中身はないけど、分かりやすくて終始一貫したテーマです。

上手さや他作家への影響という意味では違うのですが、ちょいエロをギャグへと見事に昇華させ、様々な創意工夫も行われていて見やすいので、読みやすく、そこの評価です。

江口くんは小学生ながら、一部の読者から師匠と呼ばれているなど、妙なカリスマ性があります。喋らないのに個性が立ってるのは凄いです。

何気ない日常の1コマからギャグ的な1コマまで、細部へのこだわりは強いと思われます。

前評判に恥じない作品だとは思いますが、期待値を越える程ではないっていう評価です。
でも、着眼点が素晴らしい漫画家さんですし、好きな作品です。


以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。



ちょいエロ界の超新星、ちょいエロ界の先導者と見出しにする勇気を僕はすごく評価したいです。

作品を通じてちょいエロの極意を教えてくれる江口くんは読者から江口師匠と呼ばれている⁉

全4巻なんですけど、前作同様、タイトルを変えてさらっと続編描くのはありだと思います。
が、日常に潜むエロって限られてるじゃないですか、実際、前作と合わせて5冊の中にシチュエーション被りはあります。
似た展開はあるけどアプローチ変えてるので毎回楽しめるんですよ、そこの技術も素晴らしいと思いました。

あと、個人的には絵柄がすごく好きです。
優しくて見やすくて可愛い。
女性が描いてる為か、不思議と厭らしく もなく、そんな手段もあるのか……って驚かされることも多かったです。

途中からは恋人、奥さん、娘に教科書じゃないけど、こういうとこ見られるらしいから気を付けるように勧めるように読むのも有りかも?とか思うぐらい攻め方豊富やな、江口くん……って思ってました(笑)
娘に嫌われる勇気と覚悟vs娘をそういう目で見られたくない父親の気持ちとの戦いはあると思うで各々の判断で(笑)

個人的には江口くんを真似しようとかそこまでして見たいとは思わないですが、男性の皆さんは読んでも真似はしないように!とだけ言っておきます(笑)
こういうのって漫画だからいいんだぜ!

そういえば、この作品のリアルさへのこだわりなのか、同級生、姉の友人、学校の先生、見ず知らずの人と本当に全てを逃さずキャッチする姿勢の江口くんですが、自分の家族は狙わないんですよね、お姉ちゃん結構可愛いのに←
まあ、思春期真っ盛りだとしても基本姉はそういう対象ではないとは思いますが、漫画なんだし、狙わないのはフラグで、最終回で満を持してお姉ちゃん狙ったらバレて制裁を食らうというのを密かに想像してたりしてました。違いましたけどw

ラッキースケベはまだしも狙って取りに行くのはダメだよ~的な終わり方だともっと高評価付けました。

でもまあ、主人公が中高生だと全く違った印象になりますし、絶妙なラインを攻めた傑作だと思います。
あと、わりとどの巻からでも読めちゃうのも強みですね!

野澤さんはもっと評価されてもいいと思います。
余談ですが、著者情報を調べてる過程で見たのですが、スケジュールの都合で参加出来なかったコミケ用の作品(ネームは出来ていた)がおねショタ系らしいのと、江口くんは見逃さないにもその要素がちらほら見え隠れしてる辺り、得意分野orやりたい分野はそこなのかな?って思ったり。


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