神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

MAJOR 海堂学園編

小説 MAJOR 4 海堂高校編 (小学館文庫 つ 4-4)

・タイトル

MAJOR 海堂学園編

・本の概要
単行本24巻3話~33巻2話までの内容です。
簡単に言えば、吾郎が自分を追い込み、鍛え上げ、進化をする為に設備の整った海堂学園を利用するという話です。

24巻
MAJOR(24) MAJOR (少年サンデーコミックス)
顔合わせ
夢島

25巻
MAJOR(25) MAJOR (少年サンデーコミックス)
試練
適性テスト
真夜中の特別練習

26巻
MAJOR(26) MAJOR (少年サンデーコミックス)
修了検定
再テスト
吾郎の実力

27巻
MAJOR(27) MAJOR (少年サンデーコミックス)
歓迎試合
寿也の怒り

28巻
MAJOR(28) MAJOR (少年サンデーコミックス)
遅れてきた主役
ナックルボーラー
夢島魂
不利な賭け

29巻
MAJOR(29) MAJOR (少年サンデーコミックス)
真剣勝負
ジャイロボール
眉村君臨
超進化

30巻
MAJOR(30) MAJOR (少年サンデーコミックス)
凄腕トレーナー
背景
賞品価値

31巻
MAJOR(31) MAJOR (少年サンデーコミックス)
決意
特別カリキュラム
亀裂

32巻
MAJOR(32) MAJOR (少年サンデーコミックス)
真価
ピンチ
想い

33巻
MAJOR(33) MAJOR (少年サンデーコミックス)
あばよ
餞別

・著者情報

満田拓也(ミツダ タクヤ)

生年月日 1965年6月17日
出身地 広島県福山市
職業
漫画家
活動期間 1982年-

ジャンル
少年漫画
スポーツ漫画
代表作
『健太やります!』
『MAJOR』

受賞歴
第11回小学館新人コミック大賞少年部門佳作(1982年)
第41回小学館漫画賞(1995年)

1982年、『蛮勇』で第11回小学館新人コミック大賞少年部門佳作を受賞し、デビュー。

1988年、『週刊少年サンデー』にて、バレーボールを題材にした『健太やります!』を連載(1994年まで)。

1994年、『週刊少年サンデー』にて、野球漫画『MAJOR』を連載、16年間続く長編漫画となり、2010年に連載終了。

2011年、『週刊少年サンデー』にて、ボクシングを題材とした『BUYUDEN』を連載し、2014年1月に連載は終了。

その後、『週刊少年サンデー』にて、『MAJOR』の主人公である吾郎の息子の大吾を主人公とした続編『MAJOR 2nd』が連載開始。

・点数 60点

ストーリー☆☆☆
画力☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆

・感想
甲子園の常連校、常勝軍団、そしてプロへの最短ルート……というだけあってなかなかの設備や待遇、カリキュラムでした。
全寮制で春休み返上の合宿も含めて昔ながらのスポーツ名門校って感じします。

吾郎の考え方は気に入らないけど、海堂学園の方針には興味があるので主役を寿也に変えてほしい←心からの本音

そんな寿也がクールにキレる印象が強い海堂学園編。
夢島を突破し、特待生との歓迎試合での一幕。
ハンデ代わりのサービスに不服な寿也の受け取り拒否と特待生に一矢報いる強気なリード。
リードのほうはいいけど、僕なら貰えるもんは貰いますけどねw
その上でサービスしたことを後悔させれば問題ないような気がします。
自分のプライドの為にチームの許可を取らずにあえて打たない選択を取るのは格好いいとは思いません。

歓迎試合の試合展開自体は好きでも嫌いでもなく、吾郎がワガママ放題、好き放題言ってやってって感じです。
あと、地味に渡嘉敷くんと阿久津くんが好きです。
他はそうでもない←あくまでも個人的な意見です。

歓迎試合が終われば今度は、海堂の背景を知らされ、退部勧告を言い渡され、退部取り消しを求めて直談判に……という流れです。
ここで江頭登場。と、ついでのように海堂の4番は凄いんだぜ!的なノリで千石が普通に吾郎の球を打ち返します。
これが何気にストーリーに影響しちゃうんですねー、ほんと吾郎の発想嫌い。

吾郎が本物のまっすぐを手にいれる為の特別カリキュラム……なるほど!って思わず舌を巻くかも⁉
少なくとも僕はあの流れからその発想はなかった!って当時は思いました。

海堂恒例の1軍vs2軍の壮行試合。
この海堂学園編の目玉かと思いきや、案外あっさり終わる意外性……ちょっと拍子抜けです。
アニメの展開のほうが好きかなー(小声)

主に吾郎にイライラさせられながら読んできましたが、最後は案外好きです。
チーム夢島……やるやん!

原作とアニメの違いが案外大きいの驚きました。

あくまで吾郎の物語だから徹底して吾郎の目線にこだわってるのは分かってますが、やっぱりもうちょっと海堂にスポットライト当ててほしかったなー。
ってどうしても思っちゃいます。

最後は若干作風への不満になっちゃいましたが、最後まで読んでくれた方々、ありがとうございましたm(__)m


おまけ