・タイトル
MAJOR 第29巻
・本の概要
・真剣勝負
・ジャイロボール
・策略
・眉村君臨
・超進化
・点数 76点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆
・感想
自分の目的を果たす為、また果たす時、茂野吾郎の自分勝手さは覚醒する……
そんな1冊です。
どんな1冊だよ!って言われそうなんでちゃんと書きます。ネタバレ含みます。
薬師寺(特待生チームの3番)との勝負を楽しもうとわざと2番を歩かせ、ランナーが得点圏にいる状況でワインドアップ(腕を振りかぶって投げる)で楽々ランナーを進められてしまいます。
これはね、海堂じゃなくてもダメだと思います。
ここまで来ればマニュアルなら……そうスクイズです。
結果的にファールだったのですが、これに対して吾郎は怒ります。
3番なら俺と勝負しろ!と。
自分の思い通りにならないとふてくされる吾郎は壊れた右肩で煽るようなボール を投球。
利き腕でもないのにストライクが投げられるか!と言われて元々は右利きだからストライク入れるぐらいなら出来る……と有言実行のストライク投球。
結果はどうあれ、こんな奴と同じチームで野球したくないっていうかこいつの為に打つとか守るとか嫌だな……って思ってしまいそうな吾郎の独断行動でした。
そして、顔からしてなんかムカつく(←暴言)上に発言も鼻につく市原?が打たれることは別にどうでもいいんですが、ランナーとして3塁にいる吾郎がヤバい(笑)
そもそも暴走並みの走塁からの激しい当りのスライディングとかいう危険行為+挑発的なリードの取り方からして投手の自覚薄そうなんだけど、実際その通りっぽい(笑)
ランナーとして塁に出たら何としてでも生還したい。その為ならスクイズも当然選択肢に入る。という……
つまり、俺がマウンド上にいる間は許さないけど、俺がランナーの時は許すという俺様至上主義。
念願の眉村との投げ合いで球数が100球越えて寿也が交代させようとした時もその片鱗は見せましたよね、「それでも俺の恋女房役か!」って?
女房役だからお前の肩を心配したんだろうが、それぐらい分かれよ。
とまあ、吾郎に厳しいコメント書きましたが、吾郎の目標が端からプロではなく、高校野球で燃え尽きることなら何の文句もないんですけどね?
でもこの人、ダメだって言われてんのに気持ち先行でそれこそ、もう野球が出来なくなってもいい。という覚悟を持って投げたわりに、いざ肩壊せば虚ろな目で人生終わった…みたいな雰囲気出してくるから嫌いなんです。
最後だけ無駄に格好いいからなお質悪い。
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