神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

ONE PEACE 第5巻

ONE PIECE 5 (ジャンプコミックス)

・タイトル

ONE PIECE 第5巻

・点数 72点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆

・本の概要
・ウソップ海賊団とカヤお嬢様の逃亡劇
・戦う理由
・恐怖の杓死
・決着
・ウソップ海賊団、涙の解散式
・出港
・ヨサクとジョニー
・せんじょうのコックさん

・感想
5巻の最初のエピソードのサブタイトルは『追え!!』なのですが、ウソップ海賊団(にんじん、ピーマン、たまねぎ)とカヤお嬢様をジャンゴが追いかけるという意味だと思いますが、注目すべきはここの扉絵。

バギー一味のその後のvol.2ということで、傷を負ったカバジと気絶したリッチーを背負ったモージが、町人やシュシュから逃げている様子が描かれています。

おそらく合わせているのだと思います。
細かいところですが、こういう演出好きです!

ルフィがクロと戦う理由は『この村に死なせたくない男がいるから』

そして、自分の計画を語ったクロにこう言い放ちます。

『つかれただと?海で名を上げることが恐くて海賊がやれるか!!!!』

『野望(ゆめ)のでかさならおれの方が上だ!!!』


そういえばこの巻にモーガン出てきますね!3年前のモーガン
ここのシーン丸っきり記憶から抜け落ちてましたw
モーガンとクロってそういう…なるほどね!

さて、話は戻ります。
キャプテン・クロの代名詞の杓死。
その技は敵味方問わず斬りつけるコントロール不能の技。
クロの性格だから出来る技とも言えますね。

この技を見て、ルフィは激怒します。

『お前は仲間を何だと思ってるんだァ!!!!』


まあ、そもそも無意識かもしれないけどルフィがクロを煽るから『本物の海賊の恐ろしさ』として杓死が使われたのだからここはルフィがとやかく言う資格はない気もするし、海賊団としての在り方もクロの考え方も有りだと思うので、ルフィの言う『本物の海賊』=シャンクス達というほうが世間一般からしたらズレてるはずなんだけど…と思ってしまう場面でした。

全てが終わった後、ウソップは海に出て海賊になる決意をするのですが、その理由は『海賊旗がおれを呼んでいるから』
父であるヤソップと同じ理由ですね!

にしてもウソップ海賊団の解散式の演出はいいシーンだなー。
ウソップ以外に思い入れがないのが残念なぐらい綺麗な演出です。

ヨサクとジョニーはおまけのようなものです。
ゾロの舎弟?みたいな。海上レストランを紹介してくれるので結果的に役には立ってます。

海上のレストランに辿り着く前に、休暇中に堂々と海軍の船に女性を連れ込んで食事を食べに来ていた海軍の…(あ、名前忘れた)とちょっとしたいざこざがあり、大砲をゴムゴムの風船で撃ち返したルフィでしたが、それがレストランに当たり、謝りに行くルフィ。
そこでルフィは雑用1年を言い渡されますが……

サンジにハマる人はここで既にハマるかと思われます。

・まとめ
一番好きなエピソードが入っているわりには意外と熱中しませんでした。

ルフィとクロの考え方についてどちらが正しいとか優劣をつけることは出来ないと思います。

なぜなら、ルフィは海賊になって日も浅く、まだまだ若造。
クロは海賊としての実績も部下を指揮することに関しても経験豊富な正真正銘の海賊だったから。

今のルフィと比べてもある種クロのほうが立派だと思えるところもあります。
能力の劣る部下を活かす策略を考えて百計のクロと呼ばれていた訳ですからね。

ルフィは海賊としては本当に少ない人数ですが、自分の気に入った人しか入れてない。全員が有能。等、ストレスを感じない航海をしてるから何とも。

ちなみにクロの杓死はCP9と同等の速さと言われています。

ワンピースの強さ基準は謎ですが、作中で黄猿が『速さ=重さ=強さ』という旨の発言をしているので、それが本当ならクロってイーストブルー(作中最弱の海)にいちゃいけない人だったはず。

そうそう、このエピソードをちゃんと読んでおくと、空島とCP9の間のルフィvsウソップの感じ方が全然違うと思います。

余談ですが、扉絵のバギーはほっこりしました。

コミック

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